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・コーチング |
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【第三回】 子供の行動を変える効果的な叱り方 〜自己主張にも使える一人称表現〜 第三回目は叱り方についてです。 褒めることや感謝の気持ちを表すことは日頃意識して口にすることでできそうですが注意したり叱るとなると親としても感情が高ぶってしまうこともあり、つい「ダメ!」とか「〜しなさい!」という言葉が咄嗟に出てしまいがちです。 一体どう叱ったらいいのか分からない、叱っているのに全くその行動が改善されず、いつも同じことを繰り返してしまうというケースもあるでしょう。 今回は子供の行動を変える効果的な注意の仕方、叱り方を第二回の褒め方で紹介した一人称表現を使ってご紹介していきます。 普段、子供に注意をする時や叱る時、どのような言葉を使っているでしょうか? 例えば 2〜3歳の幼児が調理中の台所に入ってきて調理器具などを触ろうとした時、 @「危ないから、お母さんがお料理している時は台所に入らないで向こうに行っててちょうだい!」 子供が友達を叩いているところを目撃した時、 A「お友達を叩いちゃいけないでしょ!謝りなさい!」 子供が遊び終わった玩具を出しっぱなしにして片付けようとしない時、 B「片付けなさい!どうしてあなたはそうだらしないの!」 どれも日常使ってしまいそうな言葉ですね。 ここに感情、特に怒りの気持ちがこもると、さらに「ダメッ!」「コラッ!」という表現が思わず口をついて出てしまったりして、怒りの気持ちを増幅させてしまうこともあるかもしれません。 しかし、どうでしょう? このような注意の仕方、叱り方で子供は納得したり、反省したり、もう二度とやらないようになったでしょうか? 第二回目でも紹介しましたが、上記のような言葉はすべて「あなた」が主語の表現のYouメッセージです。 「あなたはあっちへ行ってなさい。」 「あなたが叩いたことはよくない。」 「あなたはだらしない。」 これらはすべて相手のことや行動を審判している言葉ですから、いくら相手が子供であっても相手は不快な気持ちになるのです。 さらにBでは「あなたはだらしない」と言って、「片付けない」という「行動」ではなく、「だらしない」という親から見た「評価」を加えてしまっており、ややもすると人格を否定されているようにも取られかねません。 これでは子供は反省したり行動を改めようとするどころか、かえって反発や恨みの感情を招くことになります。 それでは、どのような表現にして子供に伝えるのがいいのでしょうか? そう。褒め方でも使ったIメッセージ、つまり「私」が主語の表現で「お母さんはこう感じたよ。」という表現方法に変えて心情を伝えるのです。 まず相手の「行動」について事実を述べます。 そして、その行動によって起こる「影響」を言います。 最後に、その行動や影響に対する自分の「感情」を素直に表現します。 まとめて表現すると、このようになります。 「○○ちゃんが△△(行動)をするから、□□(影響)になってしまって、××(感情)って感じたのよ。」 なお、この時の感情では「怒り」を出してはいけません。 感情を素直に出すというのは、あくまでも第一感情のことであり、「心配だ」「大変だ」「悲しい」「困る」というような出来事に対して真っ先に出た感情のことを指します。 「怒り」の感情というのは、その第一感情の後に現れる第二感情であり、出来事やその影響に対する受け取り方によって発生するものです。 では、先程の3つの例をIメッセージを使って表現してみましょう。 @○○ちゃんが台所に入ってきていろんな物を触ると(行動)、包丁や熱いお鍋が落ちてきて(影響)、怪我をするんじゃないかと思って、お母さんは心配(感情)なんだ。」 A○○ちゃんがお友達を叩くと(行動)、お友達が痛い思いをするし嫌な気分になるから(影響)、お母さんはとても悲しい(感情)よ。」 B○○ちゃんが遊んだ玩具を片付けないと(行動)、床の玩具を踏んで壊してしまうんじゃないかと(影響)どうしても気になってしまって困って(感情)いるんだけど、助けてくれないかな。」 子供は、親が困っている時には助けてあげたいと思っているものです。 素直に感じたままの第一感情をIメッセージで伝えることで、その場限りではなく、子供自らが自発的に行動を変えようとするようになるでしょう。 【第四回】 子供のやる気を引き出すには 〜自分を大切に思う気持ちを育む〜 【第五回】 社会性を身につけるには 〜人や物を大切に思う気持ちを育む〜 |