![]() |
|||
・コーチング |
|||
【第一回】 聴くことの大切さ 〜正そうとするのではなく分かろうとすること〜 第一回目はコミュニケーションの基本となる聴くということについてです。 私たちは日常生活の中で、意外とこの聴くということができていないことが多いものです。 特に相手が子供の場合、大人の知識と経験から聴くよりも先に相手の問題に踏み込んで正そうとしてしまうことが多々あります。 子供が何か嫌なことがあって落ち込んでいる場面を想像してみてください。 学校で先生に叱られた、友達にいじめられた、テストで0点をとった......など何でも結構です。 例えば、子供が学校でいじめられたと言って、泣きながら帰ってきたとします。 さて、その時、あなただったら子供にどのように対応するでしょうか? @「そんなことでメソメソしないの。もっと強くなって見返してやりなさいよ。」(命令) A「いったい何があったの?誰にやられたの?いつから?どうして?」(質問) B「社会に出たら我慢するということも大切なのよ。」(説教) C「いつまでもメソメソしてると、またいじめられるわよ。」(脅迫) D「あなたがいつもハキハキとしゃべらないからお友達が面白がってからかうんじゃないの?」(分析) E「ほんとにひどいよね。じゃあ、学校行かなくててもいいじゃない。」(同情) F「おやつでも食べて気分を晴らしたら?」(ごまかし) どれも、つい言ってしまいがちな言葉ですね。 でも、これら7つの対応(命令/質問/説教/脅迫/分析/同情/ごまかし)はどれもやってはいけない対応の仕方です。 このような対応をすると子供はもうそれ以上何も言えなくなり、本音を話せなくなってしまうのです。 では、子供が何か問題を抱えて悩んでいるような時、親は一体どのような対応をすればいいのでしょうか。 それが今回のテーマである「聴く」ということです。 【0】始めに聴く姿勢ですが、相手は子供ですから、目線の位置を合わせてからの方がいいでしょう。 【1】まずは黙って聴きます。 【2】そして時折「そうだったの」「まぁ」などあいづちをうちます。 【3】なかなかスムーズに話せないようでしたら、もっと話すように勧める言葉を使います。 「言いたいことがあったら言ってみてね。お母さんは聴いているからね。」 「その話、もうちょっと知りたいな。」 【4】そして、「自分は聴いているよ」ということを伝えるために、子供の心を汲んで言葉を繰り返す、または話を要約します。 「いじめられて悔しい思いをしたんだね。」 この時大切なのは、子供に同意や同情するのではなく、気持ちを汲んで理解するということです。 このような聴き方をすることで、子供は親が自分を受け入れてくれているんだ、という安心感を得ることができ、信頼関係が築かれるのです。 子供は話をしていくうちに気持ちが落ち着き、気がつくと自分で問題解決ができているかもしれません。 親である私たちは、先に示したやってはいけない7つの対応によって、自分で解決をするという大事なチャンスをつぶさないようにしたいと思います。 子供の問題は親が正そうとするのではなく、分かろうとしてやることです。 大人から見ると何でもないようなことでも、子供にとっては非常に辛いことです。 そのことを充分に理解して、気持ちを汲んで分かってあげる聴き方を心がけてあげてください。 【第二回】 褒め方にも方法がある 〜嬉しいと感じる褒められ方は一人称表現〜 【第三回】 子供の行動を変える効果的な叱り方 〜自己主張にも使える一人称表現〜 【第四回】 子供のやる気を引き出すには 〜自分を大切に思う気持ちを育む〜 【第五回】 社会性を身につけるには 〜人や物を大切に思う気持ちを育む〜 |